フェムケア&フェムテックについて

こんにちは。City Oasisの安藤です。このたび日本フェムテック協会の資格試験に合格し、フェムテックアンバサダーに認定されました。

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近年注目を浴びているフェムケア&フェムテック。日本では、今まではタブーとされていた女性ならではの悩みをみんなで共有して解決していくため、今、フェムケア&フェムテックが注目されています。今回は今までに私が得た知識と経験をご紹介します。

フェムケア(FamCare)とは、女性の(Feminine)とケア(Care)の掛け合わせで作られた言葉であり、女性の身体や健康のケアをする製品・サービスを指します。フェムテックとは、女性の健康問題をテクノロジーで解決する製品やサービスのことで「Female Technology」を略した造語です。

生理や産後の不調・更年期など、女性特有の体の悩みは多岐に渡りますが、人には言いづらいものと一人で抱え込んでしまっている方が多いと思います。現在フェムテックとして確立された定義は存在していないものの、一般的には大きく分けて以下6つのジャンルに分類されます。

◇生理
生理は約1か月周期で起こり、一般的に毎月3~5日間ほど続きます。
生理やその数日前から起こる生理前緊張症候群(PMS)や生理痛などで不調を感じる女性は少なくありません。
また、においやナプキンでのかぶれなどの不快感も感じやすく、生理期間は「ブルーデー」などと呼ばれたりもします。
ネガティブに捉えられがちな生理が少しでも快適になるよう、吸水タイプのショーツや肌に優しいナプキンや生理周期の予測アプリなど様々なフェムテック商品が登場しています。

◇不妊・妊活
不妊とは、妊娠・出産を希望しているにも関わらず、一定期間妊娠しないものをいいます。検査で妊娠しにくい原因が見つかった場合、不妊治療で妊娠・出産を目指します。
近年では、妊娠に関する知識を得たり、妊娠に向けて体調管理を心掛けたりする「妊活」もクローズアップされています。
ただ、仕事との両立がしづらかったり医療費が高額になってしまったりといった問題点も。こうした人達をサポートすべく支援セミナーや製品が増えつつあります。

◇ウェルネス(女性特有疾患)
男性にはない子宮や卵巣、乳房などにかかる病気を女性特有疾病と呼びます。乳がんや子宮がん、 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などがあります。

◇セクシャルウェルネス
2005年に世界保健機関(WHO)が策定した「性の健康と性の権利に関する仮定義」によると、性の健康=セクシュアルウェルネスとは、性に対して身体的、感情的、精神的、社会的に健康であることを指し、性の健康を維持するためには“喜び”も必要だとしています。近年では、タブー視されていたこの分野への認識も変わりつつあり、セクシャルウェルネス市場は盛り上がりを見せています。
現在、女性向けのオシャレで最先端なプレジャーアイテムなど様々なセクシュアルウェルネス商品・サービスが生まれています。

◇妊娠・産後
出産後は心身ともに何らかの不調を感じやすくなる時期です。
産後ケア分野のフェムテックサービスとしては、オンラインで行う遠隔健康医療相談サービスや、海外では家事や仕事で忙しい女性が搾乳の時間を有効活用できるよう、従来の搾乳機をワイヤレス、小型化したウェアラブル搾乳機が販売されています。また、ホルモンバランスが乱れやすい産後のママ向けのサプリメントや化粧品なども続々と開発されています。

◇更年期
更年期とは、閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた、おおよそ45歳~55歳の10年間のことです。この時期は女性ホルモンのエストロゲンが大きくゆらぎながら低下していく影響もあり、イライラしたり冷えや肩こりなどで日常生活に影響が出る「更年期障害」と呼ばれる不調に悩まされる人もいます。頻尿や尿もれなど骨盤底筋やデリケートゾーン周りのお悩みをサポートするアイテムなど多彩なフェムテック商品が登場しています。

人生100年時代の今、50歳で閉経した後の女性もまだその先に長い人生が続きます。様々なお悩みを一人でガマンする時代は変わろうとしています。周囲に上手に頼りながら、健やかに楽しい人生を過ごしていきましょう!
City Oasisでは、私自身が経験した、産後不調・子宮筋腫治療・更年期障害などを元に、引き続きサロンのお客様をサポートさせて頂きます。誰かに伝えることで気持ちがラクになります。是非一度サロンへお越しくださいませ。

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